使い捨てカイロの再利用法
そろそろ春の声が聞こえて来そうな陽気が続いていますね。
もう、使い捨てカイロの出番はあまり無いのかもしれませんが、冷めた後はゴミ箱行きというのは勿体ない気がするので、再利用法をご紹介します。
★袋のままブーツや靴に入れれば消臭剤に
市販されている商品はビニール風の袋に包まれた不織布、その中に活性炭とバーミキュライトという人工用土、さらに水分と鉄粉が混じっています。
カイロは空気に触れると発熱が始まるように作られていて、それを防ぐために外袋は専用の特殊なフィルムを用い、不織布も空気の透過量がコントロールできるようになっています。
まず、活性炭に消臭効果があることはよく知られていますね。冬場はブーツの出番が増えます。
特にに女性は脱いだ後に必ず消臭剤を入れる方が多いと思いますが、そこに、ぜひ効果が切れた使い捨てカイロを使ってみてください。
冷えた袋のまま、ブーツや靴にそのまま入れるだけです。
消臭剤として売られている商品より炭の量が少ないため持続時間は短いですが、カイロの中の活性炭が、内側の臭い成分を吸着してくれるとの事です。
★吸湿剤への再利用
使い終わった使い捨てカイロの中身は、靴箱全体の消臭に加えて吸湿にも使えます。
カイロの成分のひとつ、バーミキュライトは一般的には観葉植物の保水土として使われる素材です。
使い捨てカイロには意外と多くの水分が含まれているのですが、さらさらして感じられるのはバーミキュライトの表面に開いた小さな穴に、水分を取り込んでいるからなのです。
一般的に売られている除湿剤よりは効果が弱く、持続時間も短いのですが、一定の効果は期待できますので、靴箱やクローゼットなどで試してみてはいかがでしょうか。
冬に重宝した使い捨てカイロ、春になっても利用してみてはいかがでしょうか。