実は便利な機内モード

スマホの「モード」といえば、真っ先に思い浮かぶのはマナーモードですが、機種に関係なく実装されている機能に「機内モード」があります。
その名の通り飛行機に乗る時に利用するモードであり、空の旅と縁のない人はあまり使う機会がないかもしれません、実は飛行機以外でも便利に使える場面があるんです。
 
携帯電話やスマートフォンに搭載されている機内モードは、主に飛行機の搭乗時に使うモードです。これは飛行機の離着陸時に乗客の無線通信を制限することで、離着陸を安全に行うために用意された機能です。
このモードに変更すると、端末から電波の送信ができなくなります。
 
機内モードにすると、「通話」「データ通信」「Wi-Fi」「Bluetooth」などが利用不能になります。
ひと昔前は搭乗の際に携帯電話の電源を切る必要がありましたが、この機能のおかげで電源を切らずとも、操作ひとつでON・OFFを切り替えられるようになりました。
 
実はこの機内モード、飛行機以外でも便利に使えるんです。
 
★データ通信量を節約したい場面
例えば…「今月使えるデータ通信量の残量が少ない!」という月末。そんなときは機内モードにすることで、余計な通信を遮断してデータ消費を節約することができます。
当然、機内モードにすればデータ通信もWi-Fi通信もできなくなりますが、実は「機内モードのままWi-Fiに接続する」ことは可能なんです。
機内モードをONにしたあと、Wi-FiをONにして、必要最低限の場面でしか通信が行われないようコントロールすることができます。
 
★バッテリー消費を節約したい場面
データ通信と同様に、バッテリーの消費を節約したい場面でも機内モードが役に立ちます。
電源を切ってしまうのが一番ではありますが、起動した状態でバッテリーを節約するには機内モードが最適です。
通信を遮断するとデータの送受信の際に使用される電力が節約されるため、バッテリー切れまでの猶予を延ばすことができます。
 
★データ通信の接続がうまくいかない場面
街中で、「通信状況は良好なのに、なぜかネットにつながりにくい」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
これは接続がうまくいっていないときにしばしば起こる現象ですので、リセットすれば改善される場合があります。
そのリセットの手段として手軽にできるのが、機内モードの操作です。
機内モードをONにして、またすぐにOFFにするだけで、簡単にネットに再接続できます。
 
以上、意外と知らない人も多いかもしれない機内モードの話でした。

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