「晴れているのに雨が降る」ことを何て言いますか?
今週に入って梅雨明けするエリアが増えてきました。
長かった梅雨がようやく終わりを迎えたかと思えば、ゲリラ豪雨が増えるなど何かと雨に悩まされる日々が続いています。
この時期は、空は晴れているのに雨が降っている気象現象も見られ、「天気雨」と呼ばれるほか「狐(きつね)の嫁入り」という呼び名にもなっていたりしますね。
下記の図は、この「晴れているのに、雨が降るときの表現は?」というアンケートを実施した結果だそうです。
全国では「天気雨」が54%、「狐の嫁入り」が44%と、「天気雨」が多数派でしたが、地域別でみると関西では「狐の嫁入り」が83%と圧倒的。
北陸でも関西に近い福井・石川県が70%以上、東海・中国でも60%前後と、他の地域に比べて明らかな差が見られました。
「狐の寒施行(かんせぎょう)」という、関西一帯から中国地方にかけて昔から行われてきた行事が関連しているのではないのでは?という説があります。
また、関西は伏見稲荷のおひざ元であることから、狐の存在が身近にあり、親しみさえ持っていたと考えられ、そのため、日が照っているのに小雨が降るという不思議な現象を狐のしわざとみて、狐の嫁入りと呼ぶことが多いのでは?という説もあるらしいです。