2022年版 激辛・唐辛子ランキング
国産の青唐辛子が旬を迎えています。
青唐辛子は、料理の辛みづけに使うものとしておなじみの「鷹の爪」と呼ばれる赤唐辛子を、未熟な状態で収穫したものです。
青唐辛子は緑色で、やや辛味は少ないですが、ビタミンCやカロティンが豊富です。
一方、完熟した赤唐辛子は栄養価とともに辛みがぐんと増します。これをいつでも使えるようにと乾燥させたものが鷹の爪です。
この唐辛子、種類によって辛さに大きな違いがあるそうです。
辛さを決めるのはスコヴィル値
唐辛子には『カプサイシン』という辛味成分が含まれていて、この カプサイシン の割合は、『スコヴィル値』という数値で示されています。
スコヴィル値を決めるには、唐辛子から抽出した辛味成分を砂糖水で薄め、これを人が舐めてみて辛味を感じなくなったところで決まります。
例えば 10スコヴィル の場合、砂糖水で10倍に薄めれば辛さを感じない、ということになります。
唐辛子の辛さについては、個体差や人の舌に頼る部分もあります。
下記は、ギネスブックで正式に認定されているものをランキングにした図です。
↑クリックすると大きな画像が見られます
1位は2013年にギネス世界一に認定された、アメリカのサウスカロライナ州で開発された『キャロライナ・リーパー』です。
『リーパー』とは『死神』のことで、実の先端が死神が持っている鎌に似ていることからその名がついています。
2位は『トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー』です。
防護服を着ないと調理できないと言われるほどの爆弾級の激辛です。
3位は2007~2011年まで世界一の座に君臨した『ブート・ジョロキア』、4位は激辛菓子に名前がついて有名になった『ハバネロ』、5位はジャマイカ料理には欠かせない『スコッチ・ボネット』です。
激辛唐辛子というと、辛さばかりが脚光を浴びますが、実は辛さの中にうま味や味の個性があり、またこの料理にはこの唐辛子、というように料理との相性もあるそうです。
激辛好きの方は、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。