「ダウン」のお話(その2)

ダウンやフェザー自体は一つ一つがばらばらですから、それをしっかり包む生地や縫製技術がなければ衣服や寝具になりません。
また品質を損なわずに洗浄できる技術が無いと、独特の臭いがあって利用しにくいものです。
 
実際、布目や縫い目の針の先ほどの小さな穴からでも羽毛は吹き出しします。
詰め物の品質の良い物でも、生地が傷んだりすれば吹き出しがひどくなり、使用に耐えない事になります。

そんなトラブルを避けるためには、購入するときに次の点にも注意しましょう。
 
・生地の織り目がプレスしてつぶしてあるなど、ダウン・プルーフ(羽毛防出加工)してある物を選びましょう。
・縫い目はしっかりしているかチェックしましょう。
・クリーニングの事を考えて、染色がしっかりされている生地の物を選びましょう。

 
羽毛は濡れると硬く固まり、そのまま放置されるとふくらみが減るだけでなく、塊になってしまう事があります。
こうなると、ふわふわに広がるまで乾燥させる事は困難です。
ですから、部分的に濡らしてしまった時などは、タオルなどで水分を完全に拭き取った後、ドライヤーで素早く乾かす事が大切です。
 
こうした事からも、羽毛製品は家庭での洗濯は難しく、クリーニングに出した方が良いのですが、クリーニングの方法には「ドライ」「水洗い」などがあります。
 
普通は取扱い表示どおりにするのが無難ですが、汚れの種類や汚れ具合にもよる事ですから、ドライが良いか水洗いが良いのかクリーニング店に相談してみましょう。

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